エシカルカンパニー 生活の木 Ethical company

Vol.7  生物多様性の山々を守る

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[画像]生物多様性の山々を守る

生物多様性の島、マダガスカル

マダガスカルは日本の約1.6倍の面積を持ち、時差は6時間、人口は1690万人のアフリカ大陸に程近いインド洋に面する自然豊かな美しい島です。青い空、碧い海、空に向かってまっすぐ伸びているバオバブの木々、風にそよぐ植物の香り、自然に身をまかせ自由きままな動物たちなど...まるで楽園を思わせる美しい光景が各所に広がります。この島は、約2億年前の大陸移動でアフリカ大陸から離れ動植物が独自の進化を遂げたといわれています。数え切れないほどの動植物が生き、環境に応じてお互いの関係を築きながら多様な生態系をつくり出している―まさに「生物多様性」の島なのです。豊かな自然、恵まれた気候と土壌ゆえに国民の大多数は農業を営んでいます。しかし風土に根付く「焼畑農法」により、美しい森を焼いてしまい、これは環境破壊として深刻な問題になっています。

マダガスカルの自然保護NGOを主催するベラ氏

新たなエシカルチャレンジをスタートさせようと考えていた時、マダガスカルで一人のフランス人に出会いました。彼の名はオリビア・ベラ氏。彼はもともとUNDP(国連開発計画)でワニの養殖を手掛け、現地にビジネスとして成り立つ成果を上げたそうです。その結果、マダガスカルでのプロジェクトを任され、ビジネスの可能性を探りながらの調査活動の中で「生物多様性の森から精油を採油し高収益を得る」ことを思いついたそう。しかしながら進言したところで、UNDPでは同意が得られなかったといいます。それでも彼は、マダガスカルでの精油蒸留ビジネスの考えを捨て切れず、地位を捨ててでもそのビジネスに踏み切り、得られた利益の一部で約150種の苗を育て、計画的に植林し森を再生させようと試みているとのことでした。

生活の木のエシカルチャレンジVol.7生物多様性の山々を守る

ベラ氏の「ビジネスと環境保護を両立させる」取り組み...これこそ、生活の木が考える「コミュニティートレード」と合致しており、彼を支援すべくマダガスカルの山々に自生する植物から採れた精油を日本で販売しようと考えました。精油を1リットル購入することで、マダガスカルの山約1坪が再生されることになり、焼畑農業によって、枯れ果てた山々を少しずつ再生することができるのです。遠く離れた日本にいながらにして、マダガスカルの山々を守ることができる取り組み、これが生活の木のエシカルチャレンジ「生物多様性の山々を守る」です。